仕事と私生活の両方に役立つビジネス書6選

ビジネス書 ビジネス

社長であっても会社員であっても、ビジネス書を読み自分自身を高めることはとても大切です。
ポイントは、すべての内容を頭に入れて実践する必要はなく、どこかしらのフレーズなり考え方が自分にすっと入ってくれば、それで十分なのです。

こちらの記事では、仕事と私生活に役立つビジネス書を6つ、ご紹介していきます。
興味がある本があれば、ぜひ手にとって読んでみてください。

ザ・ゴール

ザ・ゴールはTOCについて書かれた本です。
原著は1984年に出版されて世界で1000万部が販売されましたが、17年間にわたり翻訳されることが禁止されていました。
TOCとは制約条件の理論のことであり、この本では小説形式で示しています。
主人公は工場の所長で、3カ月以内に生産性を向上させなければ工場が閉鎖されると告げられます。
途方に暮れた主人公は大学時代の恩師に話を聞き、生産性を下げている制約条件つまりボトルネックへの対処を考えます。
工場の仲間と協力してボトルネックを発見し、改善することで工場を危機から救います。
この話を通して、ボトルネックを発見し解消することがビジネスで重要であることを示しています。
このビジネス書では、ビジネスに限らず私生活や恋愛でもボトルネックの存在が、目標達成を妨げていることを説明しています。
ゴールへ至る過程でもっとも問題となっている部分にフォーカスすると、人生が良くなるということです。

7つの習慣

7つの習慣は世界で3000万部売れたビジネス書であり、20世紀を代表する名著です。
著者は成功を収めた人物の思考や習慣を分析し、それを7つの習慣としてまとめました。
大きく分けると私的成功の習慣と公的成功の習慣になります。
前者は個人単位の習慣であり、主体性を持つことや目的をもって行動することが重要であるといいます。
後者は共存共栄関係を実現するための習慣です。
誰かが優位になり、他の人が不満を持つと共存共栄関係は長続きしません。
ですから他者を理解することや双方のメリットを確保することが大切だと説いています。
タスクと重要性と緊急性のマトリクスでみて、優先順位付けるする方法はこの本から流行しました。
人生観が変わったという人もいる本ですから、まだ読んでいない人はチェックするといいでしょう。
ただし実際に習慣化するのはかなり根気が要ります。

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室は、意志力に関する研究結果をわかりやすく説明したビジネス書です。
意志力をやる力とやらない力、望む力の3つに分解し、それぞれ強化する方法を示しています。
やる力とは仕事や運動などのタスクを実行する意志力です。
挫折してしまう人の習慣や思考を紹介し、対策を説明しています。
意外なのは反省しすぎること、自分を責めすぎることです。
これによってストレスが増加してやる力が小さくなってしまうそうです。
やらない力は、暴飲暴食や飲酒などの悪い習慣をやめる意志力です。
やる力と似ている部分もありますが、別の配慮も必要です。
正しい方法を継続することで長年の悪い習慣も断ち切れることを説明しています。

金持ち父さん、貧乏父さん

収入が多くても豊かな暮らしができないことを説いたのが、金持ち父さん、貧乏父さんです。
主人公が2人の父親を通じてお金について学ぶ話です。
金持ち父さんは学歴がありませんが、お金との付き合い方がうまいためリッチな生活ができます。
貧乏父さんは学歴があり収入も悪くないのに、お金に困る生活をします。
それはファイナンシャルリテラリーが左右しているのです。
平均的なサラリーマンでありながら、裕福な生活を手に入れる方法を紹介する本であり、副業を始めるのに役立つ本でもあります。
この本も大変に売れましたから、内容を知っておくと雑談にも役立ちます。

道は開ける

道は開ける、は長年売れ続けているビジネス書です。
立派な邦題ですが、直訳すると悩むのをやめて生活する方法、となります。
つまり悩みへの対処法を書いた本であり、仕事がうまくいかず気持ちが落ち込んだときに読むべき本です。
最初に紹介されているのは、今日一日の区切りで生きることです。
昔のことを思い出してクヨクヨしたり、将来のことを考えて不安になっても得るものは少ないという教えです。
短い区切りで自分の行動を律して、充実した日にするよう努力するということです。
他にも笑いの効能や他人に興味を持つことなどが紹介されています。

ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略は、新市場の創造することの価値とその方策を示した本です。
基本的には企業向けの話ですが、組織内の個人に当てはめて活用することも可能です。
ブルー・オーシャンとは、競争のない新たな市場空間を意味します。
価格競争などはないから、それによる疲弊などは心配する必要がないのです。
事例としてシルク・ド・ソレイユやアップル、CNNなどが紹介されています。
どれも独創的なサービスや製品を開発し、他社に真似される前に利益をあげました。
ブルー・オーシャンの対になる言葉はレッド・オーシャンであり、競合相手に勝たなければなりません。
付加価値を出そうとするとコストが嵩みますし、コストカットすると価値の低いサービスになります。
その関係を崩そうとすると競争に負けるため、生き残っていけません。
非常に売れた本であり、ブルー・オーシャンという言葉はビジネス用語として定着しています。
経営戦略に関する常識として知っておくといいでしょう。

まとめ

以上、ビジネス書をご紹介しました。
興味がある本があれば、一度読んでみてください、あなたの人生をきっと豊かにしてくれるはずです。

タイトルとURLをコピーしました