【佐藤塾】リゾート開発とは?目的やメリットとデメリットについて

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「リゾート開発のメリットとデメリットが知りたい」
「リゾート開発の問題点は?」
「アクアリゾート佐藤裕樹社長のプロフィールが知りたい」

リゾート開発は名前のようにリゾート地として活用することを目的に、自然環境に手を加えて開発することを意味します。
こうした開発が始められるようになったのは18世紀頃のことで、当時は貴族などの一部の身分のものが利用する場所として開発されていました。
19世紀に入ると富裕層が増加したり、一般庶民の所得が増加したので、利用する対象が拡大したといえます。
20世紀にはリゾートは大衆のものになって、誰でも利用できる場所が増えました。

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佐藤裕樹氏から見たリゾート開発

リゾート開発が行われるのは、主に海や温泉地といった魅力的な環境がある場所で、そこに宿泊施設を設置してお客さんを呼び込むのが現代のリゾート地の姿です。
海に囲まれていて自然豊かな日本はまさにリゾート地を作るのに最適な土地が多く、1980年代以降に全国的に開発が進められました。
今ではどの地域にも自然が魅力的な場所、宿泊施設がありますから、日本はある意味で観光大国と言っても過言ではないです。
しかし、環境保護の観点から近年はリゾート開発に否定的な意見を持つ人も珍しくなく、新たに開発をしようとすると反対の声が上がる土地も少なくないといえるでしょう。

環境保護とリゾートの両立は難しい

理想は極力手を加えずに自然環境をそのまま残し、人が触れない形で活用することです。
ただ、現実にはリゾート活用をしようとすると全く手を加えないわけにはいきませんし、アクティビティが楽しめないとなれば、リゾートの意味がなくなってしまいます。
つまり環境保護とリゾートの両立は難しく、観光資源の活用を前提に開発を推し進めれば、環境破壊なしに実現するのは不可能というわけです。
極端ではありますが、観光客を呼び込む為に多少の環境破壊を許容するか、環境を守る為にリゾートを断念するかの二択に問われることになります。
環境を壊さず観光客を呼び込もうとするのは虫のいい話で、そのようなことは夢物語です。

リゾート開発のメリット

リゾート開発はこのように諸刃の剣ですが、メリットがあるからこそこれまでに積極的に行われてきました。
メリットはやはり観光資源を活かして活用できること、土地に付加価値をつけて地域に経済的な恩恵がもたらされることです。
他の土地から観光客を呼び込む起爆剤となれば、地元の経済が潤うことになりますし、観光客の活動が地域全体を活性化する結果に至ります。
勿論、わざわざ時間を作りお金を掛けて足を運ぶ魅力がなければお客さんは来ませんから、中途半端な開発ではメリットが発揮されないです。

やるなら計画的に徹底して最後までやらなければいけない

やるなら計画的に徹底して最後までやらなければいけない、これが大きなメリットに対するデメリットの1つです。
メリットといえば、宿泊施設の建設や周辺環境の整備といった事業が発生するので、建設業界が潤うことも挙げられます。
計画が大きければ大きいほど動くお金も大きく、人も沢山必要になりますから、建設業界に落ちるお金も大きなものとなるでしょう。
長期計画ともなればそれだけ長く、数年単位で恩恵がもたらされ続けることになります。
当然ですが、計画が大きく長期的になるほど実現のハードルが高くなるので、資金を確保できる現実的な計画が立てられる説得力のある企業が主導する必要があります。
リゾート開発は大手のゼネコンの特権ですから、中小企業が計画を立てることはできても、実際に実現したり建設ができるかどうかはゼネコン次第です。
これはデメリットというよりもリスクですが、計画が実現間近まで進んで中止となればそれまでに掛けられてきた費用が無駄になってしまうので、計画はその点を考慮する必要がありそうです。

リゾート開発のデメリット

リゾート開発のデメリットは、計画に遅れが生じると追加の費用が発生したり、その費用の時間が掛かることです。
他にも地元住民の反対に遭って対応に追われたり、工事が中断するような問題が生じると、全国ニュースでクローズアップされてしまうなどです。
開発を進める企業は、地元住民に対して経済的な恩恵をメリットとして説明しますが、メリットよりも失われる環境のデメリットが上回れば、強い反発を招いても不思議ではないです。
強引に開発を続行すれば地元住民の協力が得られなくなったり、関係が致命的なほどに悪化して、今後のリゾート運営に支障をきたすでしょう。
ベストなのはやはり、工事に着手する前に繰り返し説明を行い周知したり納得を得ること、協力的な関係や雰囲気を醸成してから工事を始めることです。
ただし、現実は全ての人を納得させるのは難しいですし、当初は賛同していても後から考えが変わって反対する人も出てきます。

まとめ

リゾートも結局は多数決で開発をすることになるので、全員の納得ではなく多数の理解や賛同を得ることが目的となります。
対外的なイメージが悪化したり、悪化したままの状態になってしまうと、いくらリゾートの運営が始まっても観光客は足を運ばないです。
これでは宿泊施設を建てたり、地元住民を説得して環境を整備した意味がないので、感情に寄り添いながら落とし所を見つけて、リゾートを形にしなければいけないのが開発のネックです。

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