はじめまして、堺市で2人の子ども(5歳と8歳)を育てている藤原彩花です。
普段は暮らしや健康に関するブログを書いています。
実は私、子どもの頃から歯医者がものすごく苦手でした。
あの独特の音と匂いだけで逃げ出したくなるタイプです。
そんな私が母親になり、子どもの歯の健康を守らなきゃいけない立場に。
上の子が2歳のときに初めて歯医者に連れて行ったのですが、まあ大変でした。
待合室で大泣き、診察台に座らせるだけで30分、帰り道は親子でぐったり。
「もう二度と行きたくない」と思ったのが正直なところです。
きっと同じ気持ちになったことがあるママ・パパは少なくないはずです。
でも、子どもの歯は待ってくれません。
乳歯の虫歯は永久歯にも影響するし、歯並びのチェックだって小さいうちが勝負。
「行かなきゃいけない」のはわかっている、でも「行くのがしんどい」のも本音。
そこで今回は、同じように悩んでいたからこそわかる、子連れの歯医者通いをラクにする5つのコツをお伝えします。
試行錯誤の末にたどり着いた方法なので、どれか一つでも参考になればうれしいです。
子連れの歯医者通い、何がそんなに大変なのか
子連れで歯医者に行くのが大変な理由は、一つではありません。
いくつもの「困った」が重なるから、ハードルが上がるんですよね。
よくある悩みを整理してみます。
- 子どもが怖がって泣く、暴れる
- 親自身の治療中に子どもをどうするか決められない
- 泣き声や騒ぎで他の患者さんに迷惑をかけそう
- 土日しか行けないのに予約が取れない
- そもそも何歳から連れて行けばいいのかわからない
私はこの5つ、見事に全部当てはまりました。
特にきつかったのが「親の治療中に子どもをどうするか問題」です。
自分の歯も診てもらいたいのに、預け先がない。
ママ友に頼むのも気が引けるし、一時保育に預けてまで歯医者に行くのも大げさな気がして、結局ずるずる先延ばしに。
でも、一つずつ対策していったら、今では子ども2人を連れて普通に通えるようになりました。
順番に紹介していきます。
コツ1:歯医者デビューは「何もしない日」を作る
最初の歯医者で怖い思いをすると、子どもは「歯医者=怖い場所」と記憶します。
一度ついたこのイメージを上書きするのは本当に大変です。
だからこそ、歯医者デビューは「治療しない日」にするのがおすすめです。
具体的にはこんな流れです。
- 初回は院内を見学するだけ、椅子に座ってみるだけ
- 2回目は口を開ける練習、歯を数えてもらう
- 3回目くらいから実際の検診やフッ素塗布
「えっ、3回も通うの?」と思うかもしれません。
でも最初にゆっくり慣れさせた方が、結果的にスムーズにいきます。
うちの下の子はこの方法で慣らしたおかげで、3歳になった今でも歯医者を嫌がりません。
上の子は最初にいきなり治療だったから、しばらく「歯医者行くよ」と言うだけで泣いていました。
この差は本当に大きかったです。
日本小児歯科学会では、乳歯が生え始める生後6ヶ月頃から、遅くとも1歳までには初めての歯科受診を推奨しています。
虫歯がなくても、予防目的で早めに「歯医者さんという場所」に慣れておくことが大切です。
「怖い」と言わないのもポイント
親がつい口にしてしまう「痛くないからね」「怖くないよ」という言葉。
実はこれ、逆効果になることがあります。
子どもは「痛い」「怖い」というワードだけをキャッチして、不安が増してしまうんです。
代わりに「歯をピカピカにしてもらおうね」「先生に歯を見せてあげようね」と、ポジティブな言い方をするだけで反応が変わります。
うちの下の子はこの声かけで、初回からほとんど泣きませんでした。
それと、帰宅後の「頑張ったね」の一言もすごく大切です。
ちゃんと座れた、お口を開けられた、それだけでも十分すごいこと。
小さな成功体験を積み重ねることで、「歯医者は頑張れる場所」という記憶に書き換わっていきます。
コツ2:予約は「午前中の早い時間」を狙う
子どもの機嫌は時間帯によって大きく変わります。
歯医者の予約を取るとき、ここを意識するだけで成功率がぐんと上がります。
おすすめの時間帯と避けたい時間帯をまとめました。
| 時間帯 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 午前9時〜10時 | ◎ | 朝ごはん後で機嫌が良く、体力も十分 |
| 午前10時〜11時 | ○ | まだ元気だが、活動的になりすぎることも |
| 午後イチ(13時〜14時) | △ | お昼寝と重なる子が多い |
| 夕方(16時以降) | × | 疲れと空腹でぐずりやすい |
もちろん子どもの生活リズムは一人ひとり違います。
「うちの子が一番ご機嫌な時間帯はいつかな?」と考えて、そこに合わせるのがベストです。
あと、初めての歯医者は平日の空いている時間帯を選ぶのも手です。
待ち時間が短いほど、子どもがぐずるリスクは減ります。
共働き家庭で平日が難しい場合は、土日祝も診療している歯科医院を選ぶと選択肢が広がります。
土曜の朝イチなら比較的空いていることが多いので、狙い目です。
それと、予約を取るときに「初めての受診です」「子どもが怖がりです」と事前に伝えておくと、時間に余裕を持って対応してもらえることがあります。
ちょっとした一言が、当日の安心感につながります。
コツ3:家で「歯医者ごっこ」をやっておく
知らない場所で知らないことをされる。
子どもが歯医者を怖がる最大の理由はここにあります。
逆に言えば、事前に「何をするか」がわかっていれば、恐怖はかなり和らぎます。
うちでやっていた歯医者ごっこの方法を紹介します。
- ぬいぐるみの口を開けて「はい、お口あーん」と歯を見る真似をする
- 子ども用の歯ブラシで「先生が歯をキレイにしてくれるよ」と磨いてあげる
- 親が患者役になって、子どもに口の中を見てもらう
- 歯医者さんが出てくる絵本を一緒に読む
特に効果があったのは、親が患者役をやることです。
「ママもお口開けるよ〜、あーん」とやると、子どもは喜んで真似してくれます。
動画を見せるのもアリ
YouTubeには子ども向けの歯医者紹介動画がたくさんあります。
実際の歯科医院の中を見せてくれるものや、アニメで歯磨きの大切さを教えてくれるものなど。
ただし、治療シーンがリアルすぎる動画は避けた方がいいです。
「歯をキレイにする場所なんだ」とポジティブに伝わる動画を選んでください。
あと、歯医者に行く前日の夜に「明日は歯をピカピカにしてもらおうね」と軽く予告しておくのもおすすめです。
当日の朝に突然「今から歯医者だよ」と言われると、心の準備ができなくてパニックになる子が多いです。
かといって何日も前から伝えると逆に不安が大きくなるので、前日くらいがちょうど良いタイミングです。
コツ4:「子連れ歓迎」を打ち出している歯科医院を選ぶ
ここが意外と重要です。
どんなにコツを実践しても、歯科医院側の受け入れ体制が整っていなければうまくいきません。
子連れで通いやすい歯科医院を選ぶときのチェックポイントをまとめます。
- 小児歯科の診療科目があるか
- 土日や祝日も診療しているか
- ベビーカーで入れるか、預かってもらえるか
- 待合室にキッズスペースや絵本があるか
- 親の治療中に子どもを見ていてくれるスタッフがいるか
- 院長やスタッフが子どもへの対応に慣れているか
全部を満たす医院はなかなかありませんが、少なくとも「小児歯科がある」「土日対応」の2つは押さえておきたいところです。
意外と見落としがちなのが「先生やスタッフの子どもへの接し方」です。
技術がどれだけ高くても、子どもに対して事務的な対応だと、子どもは敏感に感じ取ります。
目線を合わせてくれるか、子ども扱いせずちゃんと話しかけてくれるか。
こうした部分は口コミを調べるか、一度見学に行ってみるのが確実です。
事前に電話で「子どもを連れて行きたいのですが大丈夫ですか?」と聞いてみるのもおすすめです。
電話口の対応が親切な医院は、実際に行っても親切なことが多いです。
逆に面倒くさそうな対応をされたら、別の医院を検討した方がいいかもしれません。
自治体の認定制度も参考になる
自治体によっては、子育て世帯を応援する店舗や施設を認定する制度があります。
たとえば堺市には「子育て応援団」という制度があり、登録されている歯科医院はミルク用のお湯の提供やベビーカー預かりなど、子連れに配慮したサービスを用意しています。
私が住んでいる堺市東区にも、子育て応援団に登録されている歯科医院があります。
実際にひきしょう歯科クリニックの子連れ対応について詳しくまとめたページを見たところ、土日祝の診療や小児歯科、治療を頑張った子へのプレゼントなど、子連れに嬉しいポイントが揃っていました。
こうした自治体の認定情報は、歯科医院選びの一つの目安になります。
お住まいの地域で同様の制度がないか、市区町村のホームページを確認してみてください。
ちなみに、歯科医院の公式サイトに「小児歯科」のページがあるかどうかも判断材料になります。
わざわざページを作っているということは、力を入れている証拠。
そこに書かれている内容や写真の雰囲気で、子どもへの姿勢が伝わってきます。
コツ5:定期検診を「イベント」ではなく「日常」にする
虫歯ができてから慌てて歯医者に駆け込む。
これだと毎回子どもにとって「痛いことをされる場所」になってしまいます。
理想は、3〜4ヶ月に1回の定期検診をルーティンにすること。
検診だけなら痛い処置はほとんどないので、子どもも「ああ、また歯医者さんか」くらいの感覚になります。
うちでは美容院と同じ感覚で、次の検診の予約を帰りに取るようにしています。
「次は夏休みに来ようね」とカレンダーに書き込んでおくと、子ども自身も心構えができます。
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、歯科医院でのフッ化物歯面塗布を年2回以上定期的に受けることで、子どもの虫歯を大幅に減らせるとされています。
市販の歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は1,500ppm以下ですが、歯科医院では9,000ppmの高濃度フッ素を塗布できるため、予防効果が格段に違います。
仕上げ磨きは8歳くらいまで続ける
「もう自分で磨けるでしょ」と思いがちですが、日本歯科医師会は子どもの仕上げ磨きを8歳頃まで続けることを推奨しています。
小学校低学年くらいまでは、奥歯の溝や歯と歯の間を自分できちんと磨くのが難しいからです。
うちの上の子は8歳ですが、まだ夜の仕上げ磨きは続けています。
正直面倒な日もありますが、虫歯の治療に連れて行く大変さを考えたら、毎晩の数分の方がずっとラクです。
定期検診のときに歯科衛生士さんから磨き方のアドバイスをもらえるので、それを家での仕上げ磨きに活かすサイクルが理想的です。
ちなみに、歯磨き粉の量も年齢によって適量が違います。
日本小児歯科学会によると、2歳までは「切った爪」くらいのごく少量、3〜5歳は5mm以下が目安。
検診のたびにこうした細かいことを聞けるのも、定期的に通うメリットです。
まとめ
子連れで歯医者に行くのは、確かに大変です。
でも、ちょっとした工夫で驚くほどラクになります。
今回お伝えした5つのコツをおさらいします。
- デビューは「何もしない日」を作って、まず慣れるところから
- 予約は子どもの機嫌が良い午前中がおすすめ
- 家で歯医者ごっこをして「知らない」をなくす
- 子連れ歓迎の歯科医院を事前にリサーチして選ぶ
- 定期検診をルーティン化して「特別な場所」にしない
最初からうまくいかなくても大丈夫です。
泣いたっていいし、途中で帰ったっていい。
「今日は椅子に座れただけでもえらい」と、小さな成功を積み重ねていけばOKです。
子どもが大人になったとき、歯医者を怖がらずに通える人になっていたら。
それは間違いなく、今のあなたの頑張りのおかげです。
そして、子どもの歯を守ることは、親自身の歯の健康を見直すきっかけにもなります。
私も子どもと一緒に通い始めてから、自分の歯のケアもちゃんとやるようになりました。
家族みんなの歯が健康でいられたら、食事の時間がもっと楽しくなるはずです。
