インプラントとは?メリット・デメリットを解説します!

健康

「インプラント治療を考えているがデメリットを知っておきたい」
「差し歯とインプラントの違いは何?」
「インプラントのメリットを知りたい」

虫歯や歯周病などで歯を失った場合の治療法は、従来は入れ歯やブリッジが主流でしたが、近年はインプラントを選択する方が増えています。
この治療法は、歯を失った部分のアゴの骨に生体親和性が高いチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着するというものです。

インプラントのメリット

自分の歯と同じような感覚で噛める

歯を失った際の3種類の治療法にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、インプラントのメリットとしてまず挙げられるのは、自分の歯と同じような感覚で噛めることです。
加齢に伴って歯を失ってしまった方の多くが選択している入れ歯は、比較的安価で誰でも装着できるというメリットがありますが、違和感を感じたり隙間に食べ物が挟まったりするケースが多く、しっかりと噛むことができないという悩みを抱えている方が少なくありません。
しかし、インプラントではアゴの骨に埋め込んだ土台に人工歯を取り付けるため、自分の歯と同じような感覚でしっかりと噛むことが可能です。

アゴの骨が痩せるのを防ぐことにもつながる

加えて、人工歯根の材料であるチタンやチタン合金は、骨と結合しやすいとともに劣化しにくいという特性があるため、骨にしっかりと固定されます。
これにより、強い力で噛んでも問題が起こらないのですが、噛む力が維持されることはアゴの骨が痩せるのを防ぐことにもつながります。
噛む力が弱まると、アゴの骨は徐々に痩せていってしまうのですが、噛む力が維持されればアゴの骨が痩せずに済むため、年齢を重ねてもしっかりと噛み続けることが可能です。
噛むことは、脳の血流を良好にして認知機能の維持につながるとも言われていますし、唾液の分泌も促進されます。
唾液には、若返りのホルモンと呼ばれるパロチンという成長ホルモンが含まれているので、噛む力を維持することは老化の予防も期待できるでしょう。

見た目が良い

自分の歯と同じように噛めるというだけでなく、見た目が良いというメリットもあります。
保険適用で受けられる差し歯は色味が不自然で、入れ歯の場合は笑ったときなどに金具が見える恐れがありますが、この治療法で装着する人工歯はセラミックやジルコニアといった素材が使われます。
これらの素材は天然歯に近い色味をしているため、見た目に違和感がありません。
そのため、周囲の目を気にせずに笑ったり話したりすることができるでしょう。

健康な歯に悪影響を及ぼさない

また、インプラントの最大のメリットと言っても過言ではないのが、健康な歯に悪影響を及ぼさないことです。
入れ歯やブリッジでは、残された健康な歯を削らなければならないケースが少なくありませんが、削られた歯の寿命は当然ながら短くなります。
しかし、この治療法では人工歯根が独立して埋め込まれるため他の歯への負担がほとんどありません。
健康な歯の寿命を縮めることなく治療ができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

インプラントのデメリット

治療費が高額

以上がインプラントの代表的なメリットとなりますが、一方で治療費が高額というデメリットがあります。
入れ歯やブリッジは保険適用で受けられるので費用負担は抑えられますが、この治療法は原則として保険適用されないため、どうしても費用負担は大きくなります。
どの程度の費用がかかるかは歯科医院ごとに異なりますが、1本あたり20~40万円ほどかかるのが一般的です。

人工歯を装着した後も定期的なメンテナンスが必要

加えて、人工歯を装着した後も定期的なメンテナンスが必要になります。
この治療法で装着した人工歯は虫歯になることはありませんが、歯茎の健康は保証されません。
定期的なメンテナンスを怠ると、歯周病と同じような性質を持つインプラント周囲炎という病気にかかる恐れがあります。
この病気にかかると、せっかく入れた人工歯を失ってしまう可能性があるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

手術が必要になる

手術が必要になるのもデメリットのひとつです。
この治療法では、アゴの骨に人工歯根を埋め込むための手術が必要になります。
麻酔により手術中に痛みを感じることはほとんどありませんが、術後の腫れや痛みを回避するのは難しいです。

持病を抱えている方は治療を断られる可能性がある

また、高血圧・糖尿病・心疾患・骨粗しょう症などの全身疾患や持病を抱えている方は、治療を断られる可能性があります。
ほとんどのケースでは、かかりつけの内科医に相談して問題ないと判断されれば治療可能ですが、治療を断られる可能性があることは覚えておきましょう。
妊娠中の方も母子への安全性を考慮して断られるケースが多いです。
妊娠中の方は、基本的には産後または授乳期間が終了して体調が落ち着いた時期に治療を開始することを勧められるでしょう。

治療期間が長い

治療期間が長いというデメリットもあります。
この治療法では、埋め込んだ人工歯根がアゴの骨に定着するのを待つ必要があるので、入れ歯やブリッジと比べて治療期間は長くなります。
治療期間は症状や部位によって異なりますが、4~6ヶ月ほどかかるのが一般的です。

まとめ

このように、治療費が高い・術後もメンテナンスが必要・手術が必要・治療期間が長いといったデメリットがあるので、治療を受ける際はメリットだけでなくデメリットについても十分に理解しておくことが大切です。

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